新しい取り組みへのチャレンジ
私共は酪農にとどまらず、未来を見据え常に新しいことにチャレンジ。
また地元地域や酪農業界に対し貢献できることを積極的に行っています。
和牛ETの生産
同農場では、夏場の受胎率向上を目的として、受精卵移植に取り組んでいました。全国的な和牛子牛価格の高騰により、和牛受精卵の引き合いが強まり、希望する優れた血統の受精卵の入手が困難となりました。
そのような中、地域の肥育農家からも地元産の肥育素牛が不足して困っているので、酪農家にも協力してもらえないかと相談がありました。
地域の和牛繁殖農家の優秀な黒毛和種雌牛から採卵し、乳牛に移植、生まれた子牛を地域に還元すれば地域全体の畜産農家が潤い、お互いの所得向上につながります。そこで、酪農家と肉用牛農家が話し合いを重ね、平成28年に「JA児湯酪農受精卵協議会」が発足し、初代会⻑に就任しました。
受精卵移植で生まれた子牛は、生後120日以内で地元家畜市場の「酪農家和牛ETスモール牛セリ市」に上場し、肥育農家はニーズにあった和牛子牛を手に入れることが可能になりました。
バイオガスプラント事業
これまでの堆肥切り返し作業は、作業時間・燃料費等がかかり重労働となっていました。そのため、作業の効率化・省力化を目指しバイオガスプラントを導入しました。
プラントで生産される液肥は、農場に還元し、固形物は牛舎に還元することでコスト削減にもつながり、循環型農業を実践しています。
視察・見学を受け付けております。詳細につきましては「バイオガスプラント視察見学会について」のページをご覧ください。
ヤンマーのホームページに導入事例として掲載されました。内容につきましてはこちらからご覧いただけます。
酪農教育ファーム認定牧場
同農場は、酪農教育ファーム認定牧場となっており、毎年、地域の保育園児や小学生を対象に体験学習を行っています。
搾乳や哺育作業を体験してもらうほか、バターやアイスクリーム作りを行うなど、子供たちがわくわく楽しく学べるように工夫を行っています。
インターン生の受入れ
当農場では、県内の若い就農者育成に協力することが、地域農業の発展に貢献すると考え、積極的にインターン生の受入れをしています。